令和5年度の様子
MOA美術館川崎市児童作品展は、2005年より2019年まで『川崎市市民ミュージアム』を会場としてきましたが、台風被災により会場変更を余儀なくされ、2021年より『アートガーデンかわさき』を使わせていただいています。令和5年度は、参加校65校、書写教室等5ヶ所より、総数2,191点(書写581点、絵画1,610点)の応募がありました。令和6年度は、アートガーデンかわさきにて、10月30日(水)~11月3 日(日)に作品展を開催し、11月3日(日)に優秀賞受賞者の表彰式を開催致します。
審査風景
令和5年度優秀賞作品
絵画
川崎市長賞
「はやまのうみ」(3年)
白い部分は、波をイメージしています。
川崎市長賞
「たいりょうだ!」(5年)
うろこを1つ1つかくのが大変だったが、うまくかけたのでよかった。人の目の光を入れるところをていねいにかいた。
川崎市議会議長賞
「海の生き物とわたし」(3年)
あわをていねいにかきました。
川崎市教育長賞
「金魚の夏祭り」(5年)
手を水にいれた時のあわがうまくできた。
公益財団法人 東京応化科学技術振興財団賞
「ちゅうをまうニジマス」(3年)
魚がにじのように光るように工ふうしました。自ぜんを絵で表しました。
公益社団法人川崎市医師会会長賞
「ひまわりばたけ」(2年)
花びらの色をぬるのが大変でした。
公益社団法人川崎市歯科医師会会長賞
「かきごおりをたべてるわたし」
(1年)
かおのだいだいいろのうえに、きいろのえのぐをちょんちょんとしたところをがんばりました。
一般社団法人川崎市薬剤師会会長賞
「渚のピアニスト」(6年)
作っている最中も完成の絵を頭に浮かべながら作ることができて、よかったです。
セレサ川崎農業協同組合組合長賞
「スワンボート」(1年)
かものいろをぬるところがむずかしかったけど、がんばりました。
川崎市郵便局長賞
「コロナをのりこえてつかみとった夏」(6年)
ぼくがこの作品で表したのは、流れです。コロナであまり遊べなかった夏やがまんしていたこと全部を、小学生最後の6年生で、全部つかみとった思いで、1つ1つ回復してきた、この流れを、夏休みに家族といったプールのウォータスライダーで表しました。伝わるとうれしいです。
岡田茂吉美術文化財団 川崎支部長賞
「ごっほの絵」(3年)
いえをかくのがむずかしかった
審査員賞
「いつもの休日」(6年)
たたみの線を一本一本描いて、たたみ感をだしました。
書写
書写
川崎市長賞
「挑戦」(6年)
力強く元気な線がかけるようがんばりました。
川崎市議会議長賞
「花さく里」(5年)
「里」が大きくならないようにがんばりました。
川崎市教育長賞
「大切な友」(4年)
引っこしで仲良しだった友達との別れ、思い出を大好きなお習字で表しました。
公益財団法人東京応化科学技術振興財団賞
「情熱」(5年)
やり始めた時の気持ちを忘れず、最後まで、情熱をもち続けたいと思いこの字にしました。書き順を意識しながら、ゆっくりとていねいに書きました。
公益社団法人川崎市医師会会長賞
「あせ」(1年)
まいにち、いっぱいあせをかきました。
公益社団法人川崎市歯科医師会会長賞
「よろこび」(3年)
びをうまくきれいに書けるようにがんばる。
一般社団法人川崎市薬剤師会会長賞
「無我夢中」(6年)
小学校生活最後の年なので、漢字検定や学校の勉強などを無我夢中にやりたい。
セレサ川崎農業協同組合組合長賞
「全力」(3年)
全力という言葉なので力強くかくことを工夫しました。
川崎市郵便局長賞
「土」(1年)
がんばっていっぱいれんしゅうしました。
岡田茂吉美術文化財団川崎支部長賞
「緑を守る」(4年)
森の緑を大切にしたい。
審査員賞
「ゆめ」(2年)
上手に書けるようにしゅうちゅうして書きました。
審査の講評
絵画
川崎市教育委員会総合教育センターカリキュラムセンター
図画工作・美術科指導主事 長澤 秀行
参加してくださった皆さん、素晴らしい作品をありがとうございました。思いのままに描きたい人がこんなに沢山いるのだと思うと、とても嬉しい気持ちになりました。一つひとつの作品を見ると、形や色の工夫を凝らしながら、自分が表したい思いを込めて描いたことが伝わってきました。毎年審査をしていますが、年々、色づかいが豊かになっていると感じます。これからも、作品に思いを込めて、形や色を工夫しながら表現してほしいと思います。
書写
川崎市国語科研究会元会長
川崎市立虹ヶ丘小学校校長 井上 恵子
受賞作品41点を含む応募作品は、伸びやかな線で書かれ、言葉に思いが込められたすばらしい作品でした。たくさん練習したことが伝わってきました。毎年応募している児童もいることから、この作品展の歴史を感じます。
今年度は、特に高学年が優れていました。市長賞は堂々とした作品です。基本点画の筆づかいが力強く、はねとはらいが作品全体の魅力をつくっています。見事なトップ賞です。